西麻布museでナンパ 〜東京の女性について感じたこと〜

11:00 秋葉原

 
久しぶりの休日。東京の友人に会う約束をしていた。彼は今日は仕事で夜に合流することになっていた。それまでは観光しようと考えていたが、地方出身の僕は東京の人の多さと女性のレベルの高さに驚いた。それらは僕をナンパしたい衝動に駆り立てるには十分だった。僕は声掛けを開始した。
 
 
 
1人目:20歳専門学生
 
「こんにちは、お姉さん」シカト。「ちょっとだけいいかな」こちらを見る。立ち止まって笑顔をみせる。「なんですか」警戒している様子だったが答えてくれる。「ありがとう、今東京に遊びに来てるんだ。時間潰せるとこないかなと思って。ところでお姉さんは何してたの?」家に帰るところ。前日友人の家に泊まり、買い物して帰るつもりだったがまだ店が開いていなかったようだ。「帰るなら途中まで案内してよ。」okをもらう。移動中、会話が弾まない。あまりこちらの目を見て話さない。ネグを多めに仕掛ける。「なんか怒ってる?怖い顔してるけど。俺のこと蹴らないでね。強そうなブーツ履いてるし。」彼女が笑顔を見せる。だんだんと彼女からの質問が増える。家族構成を聞く。かなりのお嬢様だった。恋愛遍歴こそ少ないものの、現在セ⚪︎レがいるとの事。ナンパには着いて行ったことがないらしい。恋愛の話になると自分の事を話すようになってきた。盛り上がったところで連れ出し打診。「せっかくだからカフェ付き合ってよ。」ノーグダ。カフェで小一時間和む。とはいえまだ昼の12時。アポの約束を取り付け、番ゲして放流。
 
 
 
 
13:00 新宿に移動。昼食を取り声掛けを再開。
 
 
2人目 ガンシカ
 
 
 
3人目 30代
 
キョロちゃん理論。横断歩道で声掛け。「なに探してるの?」「いや、いいです」「お姉さんずっと口開いてたよ」「武蔵ってラーメン屋探してるんです」「じゃあ一緒に探そうか」「いや、いいです」小走りで逃げられる。
 
 
 
4人目 30代
 
マスクとイヤホンをしている。彼女の前に出てイヤホンを取るジェスチャーをする。「こんばんは。今帰り?」「いえ、別に…。」イヤホンをつけようとする。「ちょっと待って、イヤホンつけるならマスク外して。」シカト。
 
5〜8人目 ガンシカ & 道聞き。
 
 
 
思うように成果が出ないでいた。東京の女性は警戒心が強いように感じた。攻め方を変えなければいけない。そう思っていた矢先、友人から連絡が入る。定時で会社をあがれそうだとの事。僕はナンパを切り上げ、六本木に向かった。
 
 
 
 
18:00 六本木
 
 
合流後、彼と近くのバーに入る。僕たちはナンパの話ばかりしていた。彼は僕と似たタイプのナンパ師で、数多くのルーティーンを駆使し女性と和む手法をとっていた。僕たちはお互いのルーティーンを共有し、今回の目標設定を行った後、今日の戦場へと向かった。
 
 
 
 
 
 
23:30 西麻布 muse

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少し早めの入場。初museのため各フロアの把握と集合場所を決める。BAR営業をしているだけあって普通のクラブとは少し雰囲気が違う。総じて女性のレベルが高い事に驚いた。その日ここにいた女性は6や7が大半だった。ナンパはあちこちで行われていた。しかし男女比は8:2。光の速さで声を掛けまくる男たち。ナンパの順番待ちができている異様な状況だった。まず僕たちはダンスフロアでターゲットを探した。
 
 
 
 
 
1組目 友人が声掛け。僕も続くが上手く和めず。
 
 
 
2組目 3人組のターゲットが男2人のペアに声を掛けられている。余った1人に友人が声掛け。友人が僕を紹介し3人で和む。23歳医療事務。友人2人も同い年でOLをしているという。友人を1人呼んでもらう。ここで気づいたが先程の男2人はペアではなく、それぞれ単独で行動していたようだった。女を取られた男が強引に割り込んできた。「俺と踊った方が楽しいぜ」無理矢理連れて行こうとする男。嫌がる女の子たちはそのまま逃げてしまった。僕は何もできなかったのが悔しかった。
 
 
 
 
 
 
 
フロアに人が増えてくる。相変わらずターゲットは少ない。男女比は7:3くらいにはなっただろうか。フロアを一周する。レベルの高い案件は既に和みはじめていた。上手くいかないのは男女比のせいではない。原因は全て僕たちにある。再度、簡単な作戦会議を行いターゲットを探す。
 
 
 
 
 
3組目 バーカウンターに1人でいるレベル7の女性に友人が声掛け。友人が戻ってくるのを待っているとの事。友人からヘルプのサイン。僕も加勢する。「お姉さんグラスの持ち方おかしくない?」よく言われると笑う彼女。よく言われる事を言ってしまった。後悔しているところに、お酒を買った彼女の友達が戻ってくる。こちらはレベル7.5。友人が攻める。「お姉さんいつもそんなゴツいピアス付けてるの?」少し微笑むと彼女は7の手を引き立ち去ってしまう。7は小さく僕たちにに手を振った。彼女たちに僕たちは引っかからなかったようだ。もっと強いネグが必要なのか。反省をしつつ次のターゲットを探す。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もう2:30を過ぎていた。museはピークを迎えていた。未だに0番ゲ。焦りばかり募っていた。ダンスフロアには欲求を剥き出した男たち。カオスな光景だった。押されながらダンスフロアを抜ける。目の前の女性と目が合った。3秒ルール発動。
 
 
 
 
 
4組目 「お姉さん鼻真っ赤だよ。寒いの?」「私地黒なの。それで赤く見えるのかも」「鼻だけ地黒な人いるんだね」オープンした。25歳アパレル。レベルは6。食いつきが良い。もうここしかないと思った。30分程和み移動を打診。「疲れたから座って飲もうよ」ここでまさかのグダ。「あっ、そう。そのネイル自分でやってるの?」何事もなかったように会話を続ける。IOIはあったのになぜだ。ここで6の友達が違う男に連れて行かれそうになる。「俺らもどっか座る?とりあえず先にお酒買おう」再度移動を打診。バーカウンターへ移る。カウンターは比較的空いており、音も小さく和むのに適していた。ここで恋愛トークにシフト。6の食いつきが上がる。至って普通の男性遍歴だった。一度結婚を考えた男もいたようだ。途中番ゲする。時計はもう4時を回っていた。僕は翌日仕事だった。彼女は準即案件としよう。「そろそろ戻るよ。友人も待ってるしね」僕がそう告げると「そうだね。私も友達探さないと。あっ、そこのテーブル空いてるよ。疲れたからちょっとだけ座らない?」一体どっちがナンパ師だよ。僕はノーグダでテーブルに移動する。店員にチャージ料を取られてしまった。結局閉店まで彼女と和み、解散した。
 
 
 
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◾︎結果:2番ゲ
 
◾︎総評:ストリートに関してはもっと声掛けの数を増やすことができた。東京のストナン事情に詳しくなかったため、次回はある程度の事前調査をした後にストリートに出ようと思う。また声掛けの中で感じたのは、東京の女性はかなり警戒心が強いということだ。今回はサンプルが少ないため一概には言えないが、いわゆる間接法のアプローチの方がオープンしやすいのかもしれない。
逆にクラブではオープンしやすい女性が多かった。今回それがどういう事なのかはわからなかったが、僕なりにひとつ仮説を立ててみた。彼女たちは知的であり、話術にも長けていた。ナンパにも慣れているようだった。オープナーは挨拶に過ぎない。彼女たちはその挨拶を快く返してくれる。ただそれだけの事。僕たちはふるいにかけられていることを忘れてはいけない。彼女たちは数多くののアプローチを受けており、それをステータスにしている場合もある。またそのあしらい方も熟知している。気に入った男がいれば番号も教えるし、連れ出しにも応じる。ゲームを仕掛けているのは相手も同じだ。決して彼女たちに媚びてはいけない。どんな相手であっても、彼女たちに自分を追わせる構図をつくれば自然と成果はついてくるものと心得ている。